【経験則】部活のマラソン・外周で良いタイムを出すたった1つの方法

あなたはラントレは好きですか?

ボクはサッカーを始めたての頃は、ランが、あまり好きではありませんでした。苦しいし口の中がガラガラになるし、足はシュワシュワになる。

でも、ある時から、ラントレが好きになって、外周では、チームでTOP10%ぐらいのタイムを出せるようになりました。

今回は、良いタイムが出せるようになる方法を、実体験から教えます。

あと、おまけで、ランニングのタイムはサッカーには関係ないという話もします。

マラソン・外周で良いタイムを出すたった1つの方法。

マラソン・外周で良いタイムを出すたった1つの方法…

それは、「目の前の人間を抜く」です。

マラソン大会や外周では、必ず前に誰かいるはずです。

そいつを1人ずつ抜いてください。ただそれだけです。ボクはこの方法でラントレで約6キロの外周を23分で走り切れるようになりました。

「目の前の人間を抜く」理由

目の前の人間を抜く理由は、2つあります。

  1. 報酬(ドーパミン)
  2. 自分自身へのプレッシャー

一つずつ見ていきましょう。

理由①報酬(ドーパミン)

まず、1つ目。

報酬(ドーパミン)です。

目の前の人間を抜くと、ドーパミンがでます。

少し性格の悪い話かもしれませんが、

  • 抜かれた側の絶望の横顔
  • とりあえずコイツに勝ったという優越感

これらが超快感になり、疲労が一瞬だけ、消え去るかのような、まるでサッカーでゴールした時のような爽快感に包まれます。

このドーパミンによる爽快感を、何度も繰り返すことで、何人も抜いていくことで、いつの間にかラントレが楽しみながらハイレベルなものに仕上がり、良いタイムが出せるのです。

ただランニングマシンで一定のペースで走るよりも、目の前にギリギリ超えられるハードルがある方が、走れるのです。ニンジンぶら下げられた馬のように。

理由②自分自身へのプレッシャー

2つ目に、自分自身へのプレッシャーです。

目の前の人間を抜いたからには、ペースが落ちて追いつかれては、カッコ悪いですよね。

これは自分自身を「背水の陣」へと追い込む方法でもあります。

逆算して考えても、マラソンで抜いてくる人間は、みんな「こいつには負けない」「もっと走れる」という圧倒的自信があるから抜いてくるわけです。

自分も同じように、目の前の人間を1人ずつ抜くことで「こいつらには負けない」という強い意志が生まれ、通常の限界以上のランニングができるようになります。

高校3年間走りまくった先輩のワイからのテクニック・アドバイス

  • 東京都ベスト32の絶妙な中堅高校
  • 東京都1部大学サッカー部
  • Jユースクラブ

など、サッカーをしてきて何年も走り続け、さまざまなラントレをこなした

その経験から、テクニカルなアドバイスをしていきます。

①抜いたが、すぐに抜き返してきたヤツへの対処方法

抜いたが、すぐに抜き返してきたヤツへの対処方法です。

すぐに抜き返してきたヤツを”A”とします。

なかなかそんなヤツいませんが、すぐに抜き返してきたAは、そのままにしておきましょう。

Aは、あなたには負けない自信があるから、または、絶対に負けたくない気持ちの強さがあるから、あなたをすぐに抜き返しました。

Aをもう一度抜こうとしてペースを上げると、Aもまた、ムキになってペースを上げて抜こうとしてくるでしょう。おそらくこの勝負は、どちらかが完全に走れなくなる体力の限界まで、行われます。

そうなると、マラソンの、ペースを維持するという本来の定石が崩れます。なので危険です。そもそもトレーニングにならなくなります。

ワイからのアドバイス
Aをどうするか?ボクだったら、ずっと背後を走ります。

そして、残り半周や1周くらいの「もう最後まで全力疾走しても、ギリギリ走り切れるな」「ゴールしたらぶっ倒れるかもだけど、なんとか行ける」って状態になったら、一気にペースを追い上げてAを抜き去ります。

Aからすると、ずっと背後にいられて「抜かれたらダサい」「負けられない」というプレッシャーをかけられ続け、精神的にも疲弊しているはずなので、最後に勝負をかけられたら、結構めんどくさいはずです。

ここでAの心を折るのです。

それでもAも必死についてきて抜かせて来なかった場合、または、抜ききれないほど相手もペースを上げてきた場合は、完敗です。

走り切った後に、握手でもして、「気持ち強いね、またやろう」とリスペクトして声をかけましょう。Aはお互いを高め合える、あなたの最高のチームメイトです。

逆にAも同じことを考えていて、途中でペースを上げて振り切ってくるかもしれません。明らかに自分の体力の限界を超えたペースで振り切られそうな場合も、負けです。

放置して、自分のランニングに戻りましょう。

また次現れた目の前の人間を抜く作業に戻ります。

②ギアはなるべく軽くて白いものを(特にシューズはミズノがおすすめ)

ランニングや外周のときは、ギアはなるべく白くて軽いものにしましょう。

なぜ白かというと、人間は黒いものを重く感じ、白いものを軽く感じる脳の構造をしているからです。白いシューズ・シャツ・パンツを履くだけで、軽く感じられるので、白いものをお勧めします。

また、言われなくてもわかっているかもしれませんが、なるべく軽いギアにすることも鉄則。

特に、シューズはミズノがおすすめです。

ナイキやアディダスの最高級シューズに、機能性では勝てませんが、値段が安いのにかなり軽くて耐久力もあり、めっちゃ履きやすい部活生のためのコスパ最強シューズです。

↓私が夏の30キロマラソンや、外周の際に使っていたものを載せます。

迷っている人は、これを強くおすすめします。


③絶対に途中で歩くな

絶対に途中で歩かないでください。

歩くと、走り出しても、また歩きたくなって止まります。

歩くのが悪いクセになって、確実に心も弱くなりますし、走るのが逆にツラくなります。何があっても、絶対に足を止めないでください。

苦しい時に、途中で休んだら、トレーニングの意味もありません。

その苦しさが、そして苦しいけど体を動かすことが、精神的・肉体的に成長を促してくれるのです。

ランニングは実はサッカーには関係ない

ラントレは、サッカーをする上での、一定の基礎身体能力の補助として使います。

全くサッカーに関係ないとは言いませんが、

ランニングは、サッカーの試合にはあまり活きません。なぜなら、サッカーはずっと一定のペースを走るスポーツではないからです。

スプリント・ラン・ジョグ・ウォーキングを繰り返すスポーツです。

なので、サッカーの体力をつけたい人は、部活やチームのラントレを頑張るのも大切ですが、それ以上に日頃の試合中からしっかりと走ることが大切です。

チームの紅白戦や、練習試合で、なるべく限界まで追い込むようにプレーしましょう。

ボクの友達のプリンスリーグ出身の選手たちも、みな、プロのセレクションを受けると、吐きそうになりながら(吐くやつもいる)もギリギリ限界でプレーしてるそうです。

それは、セレクションに受かるためでもありますが、次のセレクションに活かすためのトレーニングにしているという点もあります。

サッカーの体力をつけたい人は、なるべく実戦をたくさんこなして、体力をつけるようにしましょう。

また、ラントレで良い結果が出ない人も、そこまで悩んだり気にする必要はなく、試合とラントレは別物だと気にしなくても良いでしょう。

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