サッカーで『考えてプレーしろ』の本当の意味。試合中の記憶がないのはヤバイ?

コーチ・監督に「考えてプレーしろ」って言われて、よくわからないなってなること、ありません?具体的に言えよっっっ!!!て。笑

あと、チームメイトが「考えてプレーしろ」という監督の言葉に同調しているのにも、ボクは、気持ち悪さを感じていました。

お前らぜったいわかったフリしてるだけだろwって。

大学サッカー、Jクラブユースでの経験から、答えが出たので、このモヤモヤを解決します。

さらに深掘りして、「試合中に考える必要はないが、感覚でプレーするのは危険」という内容についても触れたいと思います。

初心者の方にもオススメの内容です。

サッカー|監督が「考えてプレーしろ」という本当の意味。

監督・コーチが、「考えてプレーしろ」という真意とは?

答えは、「状況を見ろ」「お前やる気がないだろ」の2つです。

①状況を見ろ

1つ目の意味は、「状況を見ろ」です。

例えば、SBが低い位置でボールを持ったが、相手が強くプレスをかけてきた。

この時、やるべきプレーは、蹴ること。

なぜなら、低い位置で失うと、失点につながりやすいから。

低い位置で失うくらいなら、前線に放り込んでチャレンジボールにした方がまだマシだし、厳しそうだなって思っても、無理矢理FWやWGに縦パスつけてから失った方が、失う場所も悪くないからです。

わりとそのままの意味ですね。

サッカーIQ的な部分でもあるので、サッカーを学ぶ・知ることが改善策です。

②お前やる気ないだろ

2つ目は、「お前やる気ないだろ」です。

何も考えずに、ふわふわっとプレーしている選手がいたら、お前もっと考えてプレーしろよ。と言いたくなると思います。

つまり、ゴールを取ること・失点しないことをもっと意識しろ。「得点しようとする意思」「得点するためのプレーをしろ」「失点しないための意識・プレーを見せろ」ということ。

シンプルにサッカーを得失点差を競うスポーツだと忘れて、流れ作業のように、なんとなくプレーしているしている選手によく投げかけられる意味ですね。

もっと勝ちたいという気持ちを大切にして、プレーすることで、自然と解決します。

試合中に考える必要はないが、感覚でプレーするのは危険

「試合中に考える必要はないが、感覚でプレーするのは危険」という内容にも触れます。

試合中、練習中の記憶のない選手、いませんか?

つまり、フィーリングだけでプレーしている、ということ。ボクも昔まではそうでした。

コレ、ヤバイです。

なぜか?意図したプレイングがひとつもないからです。

相手がGKまでハイプレスをかけてくるのがわかった。前半ハマりそうになったが、途中からチームで蹴ることを約束にして、背後へ抜ける・セカンドボールを拾うことにリソースを割いた。

相手が前のめりなプレスをかけてくれてるから、背後のスペースをうまく使えて、修正したおかげで、前半1失点したが、2点取ってなんとか勝てた。

こういうストーリーを、あなたは試合後に語れますか?

語れないなら、何も考えずに、無策・無思考で敵と戦っているということ。

試合中に考える必要はない

試合中に考える必要はありません。

もう少し具体的にいうと、試合中に思考して、アイデアを生み出す必要はありません

来るなら蹴る。
来ないならつなぐ。

このようにすでに記憶しているものを、試合中の状況を見て、使うイメージです。

オセロしている途中に、角をとった方が良いな、と思いつく天才なんてなかなかいないでしょ?サッカーも同じ。

プレーする前に、ある程度のセオリーや定石を知っておくことで、試合中にパッと出てきて、その動きをしよう、となるわけです。

つまり、どれだけ試合前に戦術メモリーを蓄えておいて、いつでも使えるようになっているか?が大切。

戦術メモリーがまったくない。または、あっても実践したことがないから、試合中に出てこなくて困って、考えながらプレーしようとしてしまうのです。

無意識で身体が覚えていて、「こういう時はこう」と実践で使えるように、練習中から落とし込む必要があります。

試合中に考える必要はないが、常に狙いを持ったプレーは必要

試合中に思考して、アイデアを生み出す必要はないですが、狙いは必要です。

相手が442ダイヤモンドの時は、何度もサイドを振って、相手をスライドさせまくって疲弊させて間に合わなくなったところを崩す。などは試合中に思いつくことはできないです。

試合前に戦術を知っておくことで、試合中に実行できる。狙いをもてる。

なので、トレーニング外の時間で、戦術雑誌や書籍・動画で学び、暗記しておく。

試合中に思いつくものではなく、暗記しておいたものを、どれだけ状況に合わせて引き出して使えるか?

試合中に、「適切な対処法を引き出せるか?」。

狙いを持ってプレーできるか?が大切なんです。

【結論】試合前に戦術メモリーを増やし、試合中は思考しない。どの引き出しを使うかの判断はするが、引き出しを作り出すことは試合中にはしない。

まとめますと、

試合や練習の前、プライベートな時間に、戦術雑誌や書籍で勉強しておく。

そうして増やした戦術メモリーを、まずは練習中に、実践レベルで引き出せるように、最初は意識しながら身体に染み込ます。

無意識レベルでできるぐらい、染み込んだら、やっと試合中に出てきて使えるようになる。

そうして頭の良いプレーをしていると、「あいつは考えてプレーできている」と言われる。

なので、「考えてプレーしろ」というのは変な言葉でして、試合中に考えるな!プライベートでもっと勉強しておけ、という感じですね。

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