サワディカ。自称・逆足でもデ・ブライネ並みのクロスをあげられる、jyagarikopです。
冗談はさておき、逆足のキック上手くなりたいですよね。
どーやったら逆足が上手くなるのか?
結論は、とにかく逆足で蹴ることです。あなたが利き足でボールを蹴れるのは、蹴り続けたからですが、逆足も同じです。
1番大事なのは練習量です。
ですが、多少成長スピードが早くなるコツもあるので、実際に左足が蹴れるようになった、5つのコツや練習方法を教えます。
大前提、とにかく蹴ること
大前提として、とにかく蹴ることです。
毎日左足で何時間もキック練習してください。
質よりも、「とにかく量」です。
週に1回のサークルや、社会人サッカーの練習だけでは厳しいです。どんな物事にも言えますが、インサイドパス・トラップ・ドリブル・戦術的な動き、すべて「できるようになるまで何度も練習する」というマインドが大切です。
【体験談】逆足が蹴れるようになった5つのコツ・練習方法
「1番は練習量が大事」と書きましたが、質も上げられればなおよしです。
今回は、個人的にやって効果的だった、
質を上げるための5つのコツ・練習方法を紹介します。
逆足が蹴れるようになった方法①練習後のバー当て

練習後に、逆足でのバー当てを毎日していました。
ルールは「練習後、3回バーに当たったら帰る」という帰れま10方式。
バーに当たる高さが出せない時は、最初は「バーに当てるまで帰らない」。
さすがにグラウンドが閉まる時間や、深夜まではやれませんが、可能な限りやり続けます。また、最終的には、
- 通常のキック
- 弾丸シュート
- 曲げる
- チップキック
などいくつも球種を分けてバー当てしていました。
友人やチームメイトを誘って逆足バー当てすると楽しみながら練習できますよ。
ボールを外すと取りにいくのだるいので、1回1回本気になれますし、オフ前日は「ボールはガンダで取りに行く」というルールも追加していました。フィジトレにもなります。
逆足が蹴れるようになった方法②利き足とは違う感覚を持つ

逆足を練習する際に、重要なマインドがあります。
「利き足とは別物である」というマインドです。
比べてみるとわかるのですが、利き足と逆足は、足の大きさ・長さ・筋肉量・重さ・柔らかさ・硬さ…など、全てが違います。
「利き足の感覚・蹴り方を参考にする」のではなく、逆足には逆足にしかない感覚があるので、1から開拓する意識が必要です。
僕の場合、利き足はアンドレア・ピルロのような脱力した繊細な感覚でキックできるのですが、逆足はフィル・フォーデンのようなブリンッというキックになります。
これは筋肉量や軸足ならではのボディバランスが関係していると思います。
デンベレのように両足感覚が同じ方もいるでしょうが、基本は、「利き足とは別物の感覚」の意識をすることが大切です。
逆足が蹴れるようになった方法③利き足のバランストレーニング

利き足は、逆足(軸足)と比べてボディバランスが弱い傾向にあります。
なので、積極的に利き足のバランストレーニングが必要になります。
私がやっていたのは2つ。
- 利き足で立って、逆足のスイング100回×3セット
- 利き足のバランスボード
クラブのトレーニングルームに、バランスボードがあったので、暇な時はいつも利き足で乗っかっていました。
また、家にいる時は、利き足で立ってスクワッドや逆足スイングをして、あえてバランスの悪い利き足を鍛えました。
体がブレにくくなり、逆足のキック精度にも影響してきます。
▲僕が実際に使っていたやつに似ているバランスボード
逆足が蹴れるようになった方法④浮き玉の処理練習

止まっているボールのキックも大切ですが、浮き玉処理も練習しておきましょう。
浮き玉を練習しておく理由は、3つ。
- 試合中のこぼれ球のシュートチャンス用
- 失点しそうな状況でのクリア用
- サイドチェンジや裏へのロングキック用
ボールがいつでも芝の上を転がってくれているわけではありません。
試合中は浮いていたり、ボテボテ弾んでいたりしていたり、良いボール状況ばかりではありません。
練習メニューとしては、以下をやっていました。
- 真上に蹴り上げて、ワントラップからのノーバンでシュート
- 自分の背後にボールを投げて、それをクリア
- 友人や壁と、浮かしたボールでのロングパス練習
あまり多くはないですが、逆足クロスも浮き玉で練習した方が良いですが、私はそこまでやる前に引退してしまいました。もし今現役の方は、ぜひ逆足浮き球クロスも。
逆足が蹴れるようになった方法⑤私生活で逆足を使う
最後に、ここまで意識する人は、あまりいないとは思いますし、絶対にやるべきかはわからないですが、一応僕がやっていたことを書きます。
私生活でも逆足を意識して使ってください。
いつも信号待ちから歩き出す時に、逆足から出す。
靴を履く時、逆足から履く。
荷物を持つとき、右足で支えるのではなく、逆足で支える。
などです。
逆足が使いにくいのは、科学的に説明すると神経接続の悪さからきています。よく使う神経回路は結合が強くなり、素早く脳からの信号を受信できます。
なので、普段の大したことないことでも、全て逆足を意識して使うようになると、神経接続が強まり、逆足の繊細さにつながる…気がしています。笑
絶対に効果があったとは言えないけど、僕はこんなこともやっていました。
【私の意見】逆足が蹴れることには、2つデメリットがある

逆足が使えれば、選択肢の幅が広がり、サッカーがうまくなりますが、2つ気を付けるべき、注意点・デメリットがあります。
それは、「判断と、利き足の成長を鈍らせる」です。
圧倒的な右利きで、逆足を捨てている選手は「どちらの足でトラップしようか」などの迷いはありません。絶対に利き足しか使わないという、いわば「決め撃ち」は判断スピードを早めます。
両足使えると、どっちの足でトラップしようかなど、判断の迷いや遅さが来る時もあるでしょう。
また、若干トラップなどがずれても、まぁ逆足でも蹴れるし、でなんとかなってしまって、1stタッチに気を使わなくなるなどの弊害も起こります。
どう考えても、利き足を使った方が精度は上がりますし、理想は、試合中は利き足のみを使うべきです。
状況に応じて、咄嗟のパスやクリアなど、必要性はありますが、緊急用に留めた方が良いというのが私の意見です。
さらに、右足に割いていたキック量が、半分逆足に持っていかれるわけですから、利き足の技術的成長スピードも少し遅くなります。
私からのアドバイスは、とにかく「”基本は利き足を使う”という意識」と「逆足を練習したら利き足の練習量も増やす」ことは頭に入れておいてください!