【バカにできない】サッカーでインナーをつける効果|持っておくべきもの

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「寒いから」
「カッコいいから」
「なんとなく、みんな着ているから」

効果は知らないけどインナーを着ているという選手も多いのではないでしょうか。実はしっかりとしたインナーを着用することにはさまざまな効果があります。

通常のインナーに加え、青森山田の選手が着けている「カーフスリーブ」や、久保建英選手が着用していて話題になった通称「5本指ソックス」も、インナーの一つですね!

自分自身、大学・ユース時代も使っていてパフォーマンス向上を感じました。

インナーの効果の解説に加え、おすすめインナーや5本指ソックスなども紹介します!

インナーをつける意味とは?

サッカーでインナーをつける意味は大きく6つあります。

①吸水乾燥
②冷感・保温
③外傷を少し抑える

④疲労軽減
⑤UVカット
⑥リカバリー

①〜③は通常のインナーであれば搭載されていることが多く、④〜⑥は特殊なインナーに搭載されています。また、防臭・防菌効果もありますが、すぐに薄れていく場合が多いので今回は省略しました。

①吸水乾燥

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どのスポーツウエアにも搭載されている機能。

ハーフタイムに取り替えて汗による重さをリセットしたり、背番号やロゴのゴワゴワ感を防止したりできる。

トイレットペーパーに水滴をたらしても、奥までは染み込まないように、ユニフォームへの汗を軽減できるので「雑菌の繁殖を抑える」ことができる。「長期間使うユニフォームが臭くなるのを遅れさせて、インナーは臭くなったら使い捨てる」という使い方もある。

②冷感・保温

冬・夏などの、寒いとき・暑いときに活躍する機能。

冬場やウォーミングアップをしたあと体を冷やさないためなど、それぞれの場面で活躍します。通常のインナーでは寒さを抑える効果しかないが、少し値段の高いものは、より保温効果の高いものや冷感作用もついていたりする。

③外傷を少し抑える

スライディングをしたり、コケたときに、軽い傷なら防御することができます。

代わりに、インナーが破れるので「外傷予防」目的にはしないほうが良い(お金がかかるのと、破れた箇所は二度目は守ってくれない)。ただ、試合中の擦り傷などは、痛みやヒリヒリで集中が削がれるので公式戦などでは役に立ちます

④疲労軽減

ピッタリとしたインナーやスパッツを着用すると、筋肉や関節が程よい圧迫により引き締まり、無駄な動きやブレを防止します。

通常の下着(締め付けがない)状態でプレーをすると、筋肉や脂肪がぶるんぶるんと震えて無駄動きが発生しがちです。スパッツを履くことで、無駄な動きや関節のブレを抑えることができます。

また、関節・筋肉の正しい動きをサポートするとも言われています。

▼ポイント!

ペットボトルに半分だけ水を入れて、手で持ってマラソンをしろ」と言われたら、そんな邪魔なモノ持ちたくないし、走るたびたっぷんたっぷんしてうざいですよね。腕を振るたびに、遠心力で手が持って行かれ疲れます。

上記現象が、ふともも・ふくらはぎ・胸筋、など大きな筋肉にも同様に起こるわけです。これをインナーの圧力で固定して、無駄なエネルギーロスを削減します。

⑤UVカット

意外と軽視されているUVカット機能ですが、疲労軽減の効果が認められています。

紫外線を長時間浴びると、体内での疲労物質が増加し、心理的なストレスを受けたような疲れが出始めます。UVカットができる長袖インナー、夏場はアームスリーブ・カーフスリーブが役立ちます。

⑥リカバリー

ちょっと高級なインナーにはなりますが、リカバリー用のインナーも存在します。

コンプレッション(圧力)を部位ごとに変化させ、血の巡りを良くし、老廃物・疲労物質を排出します。体の回復力を上げるインナーと言って良いでしょう。

インナーの種類と効果【+相場】

インナーには大きく3つの種類があります。

①通常のインナー
②コンプレッションインナー
③リカバリーインナー

インナーは「値段によってどこまで機能がつくか」が変わります。ここではインナーの種類・効果・相場を見てみましょう。

①通常のインナー【500~2000円】

フィンタ メンズサッカー インナーシャツ

吸水乾燥・防寒・外傷を少し抑える、といった機能がついた、通常のインナー。

少し値段を上げると、コールドギア・ヒートギアなど、より冷感・保温が期待できる商品も見つかる。

②コンプレッションインナー【4000円】


アンダーアーマー ヒートギアアーマー ロングスリーブ

通常のインナーの機能に加え、コンプレッション機能が追加されたインナー。

コンプレッション(圧力)をかけることで、筋肉のムダな振動を抑制。エネルギーの消耗を抑える。関節や筋肉の正しい動きをサポートするため、パフォーマンス向上も期待できます。

また、同時に冷感・保温・UVカットなど全体的に機能がグレードアップがされていることが多いです。

③リカバリーインナー【数万円】


ベネクス リカバリーウェア リチャージ+ ロングスリーブ

試合後のリカバリートレーニングや、休みの日に着用します。オンピッチではSKINS(スキンズ)、オフピッチではVENEX(ベネクス)が有名です。

部位によって圧力が変わる「段階着圧」設計を採用しており、これにより血流の流れを促進。老廃物や疲労物質の排出を早め、疲労を回復するというアイテム。

【初心者向け】持っておきたいインナー3選

サッカー始めたての選手が持っておきたいインナーは、3つあります。

・スパッツ2枚
・長袖インナー1枚

スパッツ2枚

効果の大きいスパッツは、できればコンプレッションタイプを2枚持っておきましょう。1番大きな筋肉である太モモは、筋肉の揺れが大きく、ぶるんぶるんと震えてムダな動きを生じさせやすいです。

また、通常の下着でプレーすると、パンツの寿命が短くなります。パンツには綿が採用されていることが多く、雑菌の繁殖が早いです。臭くなりやすいのと、運動時の動きに特化していないため伸びたり破れたりしてしまいます。洗い替えとして、2枚がベストです。


使用感レビュー
おすすめはアンダーアーマーのコンプレッションスパッツ。1番素材がしっかりしていて厚みがあり、デザインにも優れている。

長袖インナー1枚

チームカラーに合うものを一つだけ購入しましょう。

冬は長袖の練習着や、上着を着ることができます。ですが、試合ユニフォームは強豪校でない限り、長袖ユニがないのでカラーインナーだけは一つ買いましょう。


使用感レビュー
おすすめはプーマのコンプレッション長袖インナー。値段の割にコンプレッション機能がついており、さらにしっとりさらさらな質感で着心地がいい。カラーも豊富。着るときにちょっと冷たいのだけはデメリットだが、気にならない。

【長年向け】持っておきたいインナー2選

ここでは「部活にはいって、長くサッカーを続けるよ」「しばらくしっかりプレーしたいな」といった長年向けのインナーアイテムを紹介します。

必要最低限まで絞るなら削るけど、ぜったいあったら便利!みたいなやつらです。

夏用の半袖コンプレッションインナー

夏は暑くて「インナーなんて着ないよ!」「そのままユニフォームを着ている」という方も多いと思います。

しかし、生でのユニフォーム着用は、コンプレッション機能がないため疲れやすかったりもします。多少、暑くても”夏も”機能性を重視したい、という方には半袖コンプレッションインナーがおすすめ。

やはり、着用しているかいないかの差は大きく、筋肉が引き締まり、身体の力の入れやすさ、ボディコンタクト時の負けにくさ、疲れにくさはかなり感じます。(実体験に基づく)


冬用の長袖インナーとロングスパッツ

冬、寒い日に絶対あったほうがいいのが、長袖インナーとロングスパッツ。

第一に寒さを大きく防止できます。寒いと、身体の動きがにぶくなり、パフォーマンスにかなり影響が出てしまう。

さらに、副次的ではあるが、コンプレッションタイプなら、全身をほぼおおえるので、関節の動き・筋肉の揺れ防止・引き締まり・疲労軽減などコンプレッション機能をフルで堪能できます。

冬場、フォーマンスを最大限上げてくれます。



【元ユースが教える】ちょっとマニアックなアイテム

ここでは有名で一流選手も使っているようなアイテムだけ紹介します。

よりハイパフォーマンスを目指せる・トップ層しか知らないアイテムを集めました。

タビオの5本指ソックス


Jリーガー・海外プロ選手から支持が熱いのが、タビオの「5本指ソックス」です。

破れやすい指先やカカトの編み込みにこだわり、通常のサッカーソックスよりも強度をアップ。さらに滑り止めを足裏に配置し、プレー時の足のブレを軽減。5本指であることで力の入れやすさや、足指の動きに自由度があります。

カーフスリーブとノンスリップバンドも販売しており、ふくらはぎのサポートやレガースのズレにも対応できます。

合わせておすすめな、カーフソックス

機能性ソックスと合わせておすすめなのが、各種メーカーから販売されている、カーフソックス。

私が現役の頃にはなかった商品で、これまではソックスを足首の位置で切断し、切り口をライターで炙ってほつれを防止しカーフソックスを作っていましたが、それももう不要。

タビオの五本指ソックスを試合で履きたい場合は、カーフソックスを履けばよいという時代です。

※一部ボタンの作れない商品はURLを貼りました。単色のカーフソックスも、クリックすると各種カラーが表示されます。

▶️アディダス カーフソックス





ひとつ注意!

ソックスとカーフソックスの間を、テープで巻くことを忘れずに!やってみるとわかるのですが、テープで巻かないとレガースが間から落ちます。

[ソノタ] プレディ セパレートソックス専用自着テープ

zamst(ザムスト)の矯正ソックス


大手サポーターメーカーであるザムストのソックスです。

こちらはタビオのソックスとは機能性が異なり、足首の適切な固定をはかります。

足首の歪みを矯正し、重心の位置を適切な場所へと戻します。これにより、膝・腰にくる負担を軽減、さらに長時間走っても疲れにくくなる効果もある商品です。

zamst(ザムスト)のカーフスリーブ


こちらも大手サポーターメーカーであるザムストの商品です。

ふくらはぎに適切な圧迫(コンプレッション)を与えることで、筋肉が引き締まり、ムダな動きを軽減。疲労の和らげやパフォーマンス向上の効果があります。

通常のサッカーソックスだけでは加圧があまりないので、夏場のロングスパッツが履けない時期に特におすすめできる商品です。

アームスリーブも販売しており、最近はフィールドプレイヤーが着用しているのをよく見ます。UVカットやコンプレッションにより、疲労の軽減効果があります。

style(スタイル)の姿勢矯正器具


近年ではスマホやデスクワークにより、上半身の姿勢が悪くなる傾向があります。動画で紹介されている商品は現在生産されていませんが、上半身をサポートするアイテムがあることがわかります。

こちらは運動時に使用することができないのが難点ですが、姿勢矯正ができるアイテムです。

なるべく整体での調整や、姿勢矯正をすることが好ましいですが、良い姿勢をクセづけるアイテムとしては良いでしょう。